2019年08月08日(木曜日) 15:43 地域・まち文化・スポーツ

「泥くさいバレーで」ヴィクトリーナ姫路・高橋新キャプテン

キャプテン

高橋咲妃惠(たかはし・さきえ)選手

女子バレーボールVリーグ1部(V1)に昇格したヴィクトリーナ姫路の新しいキャプテンに高橋咲妃惠(たかはし・さきえ)選手(26)が就任した。

東京都出身。古川学園高-トヨタ車体-仙台を経て姫路に入団。ポジションはアウトサイドヒッターで身長166cmと小柄だが、「非常にバレーセンスがあり抜群な守備能力の持ち主」(竹下佳江監督)とチームの信頼は厚い。

竹下 監督

ヴィクトリーナ姫路は選手全員がプロ契約している。昨季、V2リーグに初参戦して優勝。V1昇格を決めた。5月の黒鷲旗大会のあと、キャプテンでセッターの河合由貴(北京五輪代表)、ベテランの筒井視穂子(元久光製薬)ら7名の選手が引退・退団した。一方で昨季終盤から「内定選手」として出場した田中咲希(たなか・さき)(中京大)、貞包里穂(さだかね・りほ)(東海大)ら6名が正式に入団した。
10月のV1開幕を前に高橋新キャプテンに抱負を聞いた。

竹下監督から「わかってるよね」

プレー中の高橋選手

Q キャプテン就任の通告は?
竹下監督から黒鷲旗大会の最終日が終わった時に呼び出されました。呼ばれた時点でうすうす気付いてましたが、テンさん(竹下監督)から『なに言われるか、わかってるよね』と言われ、知らないふりしたんですけど…(笑)。ベテランの方が3人(高木理江、浅津ゆうこ、片下恭子)いて、あとは若い選手が中心のチームなので中堅の私しかやる人はいないので、『頼むよ』と言われました。

Q キャプテンの役割は?
自分自身は引っ張るタイプではない。若い選手と上の選手とコミュニケーションを取れる所を評価してくれたと思うので、横のつながりと縦のつながりをつなげられればいいと思います。

Q なぜヴィクトリーナへ?
前に所属していたチームが経営困難になってバレーをやめようと思ったんですけど、このチームから声をかけていただいて入りました。私も身長が大きい方ではないので、テンさんを小さい頃からテレビで見ていて、あの身長で世界と戦うのがかっこいいなと思っていて、その憧れの方に教えてもらいたいという気持ちもありました。

高橋新キャプテン率いるヴィクトリーナ姫路

ヴィクトリーナ姫路は選手15名。うち新人6名と吉岡可奈(青山学院大)ら2年目の4名がチームの大半を占めるが、主力の浅津ゆうこ(久光製薬-パイオニア-岡山)、金杉由香(JT)らがチームを引っ張る。
V1リーグは全12チームが2グループに分かれる。姫路は久光製薬・デンソー・NEC・日立・岡山とともに「プレミアカンファレンス」に所属。レギュラーラウンド21試合を戦い、グループ4位以内に入ればファイナルに出場できる。

新人・ベテラン、力あわせて

Q 新チームの特徴は?
若い選手が多くて元気がある。ことし入ってきた選手たちがフィジカルも強いし技術力もあって頼もしい。うまくベテランと新人の力が合わされば強いチームになると思います。

Q V1での目標は?
まずはベスト8に入ってファイナルに行く。優勝できれば一番なんですけど。V2よりもV1は厳しい戦いになると思うので、挑戦し続けて、泥くさいバレーでV1のチームと対等に戦えるように頑張っていきたいと思います。

女子V1リーグは10月12日に開幕。ヴィクトリーナ姫路のホームゲームは、11月9日(神戸グリーンアリーナ)、11月16日、12月28日、12月29日(以上、姫路・ウインク体育館)に行なわれる。

(浮田信明)

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP