幼い子どもや高齢者11人が犠牲になった明石の歩道橋事故から21日で丸18年となります。 明石市では事故の教訓を伝えようと、若手の職員に向けた研修会が開かれました。
この研修会は7月21日を「市民安全の日」と定めている明石市が毎年開いているもので、入庁5年目までの若手職員およそ40人が、事故の背景や再発防止への心構えなどを学びました。
2001年7月21日、JR朝霧駅近くの歩道橋で、花火大会の直後に群衆なだれが発生し、幼い子どもや高齢者11人が死亡し、247人が負傷しました。
19日の研修では、事故で当時2歳だった次男を亡くした下村誠治さんが現場を訪れ、「事故から18年と言われるが、事故が起こってしまえばもとには戻らない」と遺族の思いを語りました。
職員らは犠牲者の冥福を祈るとともに再発防止を誓っていました。