去年9月の台風21号で船舶が衝突した西宮市の鳴尾橋で損傷した橋桁に代わる新たな橋桁の設置作業が行われました。
17日は午前7時ごろから潮の満ち引きを考慮しながら設置作業が行われ、船に積んだ重機で長さおよそ60メートル、重さ220トンの橋桁を持ち上げていきました。
兵庫県によりますと、去年9月、台風21号の影響で流された船舶が甲子園浜と鳴尾浜を結ぶ鳴尾橋に衝突し、橋桁がおよそ40センチずれるなどの被害が発生。 一時、全線通行止めとなり、去年12月から損傷の少なかった東行きのみ通行可能となりましたが、先月17日から工事のため、再び全線通行止めとしています。
橋桁の架け替え作業では、およそ50センチ離れて並走する阪神高速道路湾岸線に影響が出ないように徐々に橋桁を下ろしていき、およそ2時間で新たな橋桁が設置されました。
今後、設置された橋桁はアスファルトの舗装などの工事が実施され、ことし9月末に全面復旧する見込みだということです。