サクサクのビーフカツにデミグラスソースをたっぷりと。加古川名物・かつめしです。いまやソースの色はひとつにあらず。箸を使わず片手で食べられるものまで。進化はとどまるところを知りません。
そんな中、今、話題を呼んでいるのがこちらの一品。今にもソースの甘い香りがただよってきそうな、どんぶり風かつめし。その正体は…
かつめしをイメージしたプリンです。(パティスリーペッシュ 釣清重さん)
加古川のソウルフードをどんぶりならぬ「どんプリン」にした、その名も「かつめしプリン」。1個480円。
作っているのは加古川…ではなく、姫路市にある洋菓子店・パティスリーペッシュです。
Q.今は何の作業を?
スポンジに生クリームをつけて、パイ生地をつけてカツに見立てています。
ビーフカツの正体はスポンジケーキ。小麦粉と卵の代わりに生クリームをたっぷりと。そこにパン粉ではなく、砕いたパイ生地をまぶしていくと…。こんがりあがったカツのできあがりです。
ライスの代わりはもちろん、卵をふんだんに使ったお店自慢のプリン。ここにも生クリーム。そして季節のフルーツをたっぷり乗せて…カツをOn the Pudding!あとはソースをかけて完成です。
Q.なぜ姫路でかつめしプリン?
(釣さん)播州のご当地グルメを再現したら、播州が盛り上がらないかなと思いまして。
オーナーパティシエの釣さんは姫路で暮らして50年。播州グルメを広めたいという思いから、これまでも姫路ラーメンや加古川のブランド牛をイメージした牛丼など、地元の味をスイーツにしてきました。そのクオリティの高さにお客さんはくぎ付けです。
(男性)もっと宣伝したら。結構みんな喜んでくれるんじゃないかな?
(男性)自分で買うた。自分の分として買うたんやな。
(女性)誰にもやらない(笑)。
あふれんばかりの地元愛から生まれた、かつめしプリン。播州の新名物をご賞味あれ。