神戸市東灘区の神戸大学附属中等教育学校のユニークなスポーツを紹介します。
【中継】
(松浦宏子アナ)はい、神戸大学附属中等教育学校に来ています。こちら中高一貫校ですが、高校は2009年に設立されたばかり、校舎は新しくモダンで綺麗です。
こちらの学校は、これまでには世界一に輝いた女性ドラマーがいたり、優勝するとアメリカまで行くクイズ番組に出場した生徒がいたりと何かと話題の多い学校なんです。
今日紹介するスポーツはここの生徒が全国で3位になったという珍しいスポーツなんです。普段グラウンドではなく体育館の裏側で練習しているそうです。
そのスポーツというのは、ペットボトルのキャップを使った「キャップ投げ野球」なんです。
では投げてください。(投げる)ナイスピッチング!
こちらでは高校生のみなさんが活動しています。部長の垂井さんにお話しを聞きます。
-活動内容は?
神大附属キャップ投げ倶楽部として活動しています。部活としては非公認なんですが16人で活動しています。
-キャップ投げというのは?
ペットボトルの蓋を使い中指でつまんではじき出して野球形式で行う競技です。ルールは野球とちょっと違うとこもあるのですが、ほとんど一緒です。
まだまだ広まったばかりの新しいスポーツで京都大学の学生が動画投稿サイトにあげたことがきっかけで広まったそうなんです。
-どのように投げる?
デコピンのように親指と中指を使って蓋を持ちます。それで腕を前に出してはじきだします。
【松浦アナ体験】
まっすぐ飛ばないですね。難しいですね。今度はバッターにも挑戦させていただきたいのですが…
-バットとミットは何でできているのですか?
(部員)バットはラップの芯にテープを巻いて作っています。ミットは段ボールにテープを巻いて作っています。(部員ら)
キャップ投げにはシンカー、スライダー、縦スライダーなど7球種の変化球があります。他にも野球にはない浮き上がる球「ライジング」があります。ライジングは一旦沈んでから人の背丈ぐらいまで浮き上がらせることができるそうです。
-ライジングの投げ方のコツは?
使用する蓋は「綾鷹」の薄いキャップを使います。このキャップを使って叩きつけるようにリリースすると立ち上がります。
コツはいりますが、キャップ投げ野球は簡単に楽しめそうです。