大人顔負けのテクニックを見せながら元気いっぱいボールを追いかけるのは、少年サッカーチーム「センアーノ神戸ジュニア」です。
前身の「神戸NKサッカークラブ」では日本代表の香川真司選手もプレーしていた名門で、現在は神戸市近郊の小学生145人が在籍しています。
「明るくて、サッカーをやるときはみんな本気でやって、オフのときは楽しんだり、練習のときは楽しみながら本気でできているんで、いいチームだと思います。」(島佑成主将)
ことし5月の全国大会に初めて出場したセンアーノ神戸。準々決勝はPK戦で勝利。準決勝も終盤で逆転勝ちをしてようやく決勝の舞台に立ちました。大会は8人制で1試合3ピリオド制。
センアーノ神戸は決勝でも先制点を許し、追いかける展開となります。しかし、試合時間残り2分を切っても選手たちは諦めませんでした。
起死回生の同点ゴールを決めた深江翔太君。サイドバックながら強烈なミドルシュートが武器です。
「『誰でもいいから優勝するために1点』と思って打ちました。将来日本代表になって、長友選手みたいなボールの精度の高い選手になりたいです。」(深江翔太選手)
決勝戦で輝きを放った選手がもう1人。
「しっかり狙い通りに止められてうれしかったです。」(亀田大河選手)
試合は延長でも決着がつかず、PK戦へと突入。ここでゴールキーパーの亀田大河君が相手チームの1人目を止めます。
これで勢いに乗ったセンアーノ神戸。逆境をはねのけ、見事、初出場初優勝を果たしました。
一戦ごと成長していく子どもたちの姿に大木宏之監督も目を細めます。
「大会通じて厳しいゲームが多かった中で、最後の最後で勝ち切ることができたのは子供たちのチーム力。保護者の方含めてチーム一丸となって大会ができたんじゃないか。それがことしの一番いい部分だと思います。」
(大木宏之監督)
優勝メンバーには6年生唯一の女子もいます。
榊愛花さんはセットプレーのキッカーを任されることもある正確なキックと、男子にもひるまない負けん気の強さが光ります。
「モドリッチ(クロアチア代表)みたいなパスとか、味方に合わせたパスとか攻撃の部分が得意です。辛いこともたくさんあるけど、そこを自分自身でしっかり乗り越えられたら、強くなると思っているので、男の子に負けないようにしっかり頑張っています。」
(榊愛花選手)
チーム一丸でつかんだ日本一の栄冠。残る2つの全国大会も頂点を目指します。
「史上初の3冠をとることが目標です。そのために日頃の練習からみんなで雰囲気を上げて本気でやっていきたいと思います。」(島佑成主将)
頑張るセンアーノ神戸ジュニアのみんなには、QBBベビーチーズをプレゼントします。