兵庫県丹波篠山市にある兵庫陶芸美術館では、日本の代表的な焼き物、伊万里焼の魅力を紹介する特別展が開かれています。

伊万里焼は、17世紀初頭、現在の佐賀県有田町一帯で生み出された国内で初めての磁器で、伊万里港から各地に積み出されたことが名前の由来です。

この「恋する古伊万里」展では、佐賀県立九州陶磁文化館が所蔵する伊万里焼の中から江戸時代の作品を中心に特におしゃれでかわいいデザインに着目してセレクトしたおよそ250点が紹介されます。

こちら、楕円形のお皿。
色とりどりの幾何学模様が印象的な斬新なデザインです。
一方、こちらの鉢は、菊の花が丁寧に描かれていて、元禄時代の傑作とされています。

また、会場では、初夏をイメージした伊万里焼によるテーブルコーディネートも展示されていて、優雅な雰囲気が私たちを魅了します。
この「恋する古伊万里」展は9月29日まで丹波篠山市にある兵庫陶芸美術館で開かれています。