2019年06月07日(金曜日) 19:35 地域・まち

【特集】ゲストハウス最新事情

◇神戸ゲストハウス萬家

最初に来たのは、阪急王子公園駅から徒歩5分の場所にあるゲストハウス。

「こんにちは!ゲストハウスMAYAの朴です。きょうはゲストハウスMAYAをご紹介させていただきます!では、こちらへどうぞ・・・!」

韓国出身の朴さんが運営する「ゲストハウスMAYA」は、もともと町の診療所だった場所。

地域の人たちの協力もあり、その面影を大切に残した、素敵な宿泊施設に生まれ変わりました。

木を基調にした寝室は、4人まで使えるマルチルームをはじめ、ドミトリーや個室などがあり、自分に合ったものを選べます。

「このテントはですね、いわゆるスパイラルベンチって言います。この中でみんなで一緒に交流をしたり、長く旅してると体が疲れてきますので、そういう人のために一人で、ゆっくり本を読んだり、パソコンをしたりするような空間をつくっています。」(朴さん)

「診療所だったところですので、これはカルテ。患者さんのカルテを入れてた箱ですね。」(朴さん)

ロゴには、日本三大夜景で有名な摩耶山や、王子動物園の観覧車が。描かれていたり、部屋の壁にも摩耶山をイメージしたイラストが…。

地元への愛を感じるゲストハウスのコンセプトは、「神戸の普通の日常を体験してもらう」こと。

利用者に灘区に住んでいる地元の人たちとの交流を楽しんでもらおうとローカルマップを作成しています。

「ローカル情報っていうのはインターネットでは探せないので、地元のスタッフが案内したり、するとそこに行ったらみなさん顔がつながってるし、みなさん仲良しだからウエルカムしてくれて、それでまたそこでハッピーになって戻ってきてっていう循環が生まれてますね」(朴さん)

韓国から来たお客さんに話を聞いてみました。

Qこのゲストハウスは利用してどのくらい?(韓国語)

「ここは、神戸は4回目。来てます。すごいきれいで。ほかのゲスト(ゲストハウス)もたくさん泊まってみたんですが、ここがやっぱりきれいで、スタッフもすごいフレンドリーで友達になれるので、それでよく来てます。(韓国からの観光客)

 

◇ゲストハウス神戸なでしこ屋

2件目は、兵庫を代表する観光地、神戸南京町。少し細い路地を入った先に、ゲストハウスがあります。

「こんにちは!神戸南京町にある神戸なでしこ屋をご紹介します。どうぞ~!」

2017年にオープンした「神戸なでしこ屋」。部屋は広々としたドミトリーで、ビジネスや観光、就職活動など、様々な目的で神戸を訪れた人たちが利用します。

女性オーナーである池端さんが目指すゲストハウスは…

「女性が安心して泊まれるというコンセプトでやっております。隅までピカピカにっていうのは、たぶん女性ならではの気になる視点だと思うのでそういうところを気をつけていたり、アメニティはこういうのが自分だったら欲しいなっていうのを揃えていたりします」(池端さん)

一人で過ごしたい人は部屋でゆっくりと。また、交流が好きな人には毎週月曜日の夜に開催される、スタッフと一緒に元町エリアのお店を2軒飲み歩くイベントがおすすめ!

その名も、「神戸元町ナイトクルーズ」!

「いろんな国の人が乗り込んで、出会って、同じ空間で時間を共有する、船ってゲストハウスと似ているなと思っていて、ここに泊まって、そこで出会った人と時間を共有して、新しい世界を発見するっていう場所になりたいなという風に思っています」(池端さん)

 

◇スミノヤゲストハウス

3件目は、兵庫県の北側、のどかな風景がひろがる、香美町小代区です。

「スミノヤゲストハウスの田尻です。小代に来た際にはこちらのゲストハウスにどうぞ」

ここは、地元の人達が協力して古民家を改装した、今年の4月にできたばかりのゲストハウスです。

「ではこちらになります!ここは、バースペースになっていて、とまっていただいた方だとか、地元の方が時々来られたりだとかして、みんなでここでお酒を飲んだり、お話したりするようなスペースになってます。」(田尻さん)

バーカウンターは、古民家に置いてあったタンスをリメイクしたもの。古くからあるものを活かしたアンティークな家具で部屋を華やかにします。

奥の部屋が寝室で、ふすまで仕切って男女別で利用したり、家族で1室使うこともできます。

こちらの古民家の築年数は…?

「微妙らしいんですけど、この辺に住んでるおじいさん曰く、90年くらいじゃないかって『ワシが生まれたころにはあった』って言ってたから、90年くらいって言ってます。自称みたいな感じですが(笑)」(田尻さん)

ゲストハウスを切り盛りする田尻さんは、大阪府出身の神戸育ち。移住するきっかけとなったのは、大学3年生のとき、ゼミの調査研究で何度も小代に来ていたことでした。

「そのときに知り合った方が、紹介してくれて、仕事やめて、こっちに来たみたいな感じです。私がここに移住してきた時に、近所の人とふれあって、『めっちゃおもしろい』って思ったように、地元に知り合いがおったら、愛着が沸くし、もう一回来ようと思える場所を作りたいなって、それでゲストハウスをつくろうという風に思いました。」

ごはんを一緒に作って食べたり、縁側で景色を眺めたり、「友達の家に遊びに来た感覚で」のんびりと小代区ならではの「おじろ時間」を過ごせます。

「自然豊かな場所だし、(はい、もう一回、キュー!)棚田や滝などすごい自然豊かな場所ですし、人もすごいあたたかい場所なので、ぜひ一度訪れてみてください!はい!」(田尻さん)

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP