市民が刑事裁判に参加する「裁判員制度」の導入から10年を迎えた21日、神戸地裁で経験者などが意見交換会を開きました。
この意見交換会は裁判員経験者の声を聞き、制度についての理解を深めより多くの人に参加意欲を高めてもらおうと開かれたもので、経験者のほかに裁判官や検察官、弁護士が集まりました。
会では勤務先や家族との兼ね合いの中での苦労や人を裁くといった裁判員の負担などについて触れられた一方で、経験者からは貴重な経験となったという意見も多く出ました。
最高裁判所によりますと去年12月までの裁判員経験者は、およそ8万9000人にのぼり、そのうち95%が肯定的に受け止めているということです。