市立尼崎高校男子バレーボール部で男性教員が部員に体罰を加えけがをさせていたことが発覚した問題で、稲村和美市長が会見し、学校側による体罰の隠ぺいを認め謝罪しました。
21日開かれた会見で稲村市長は学校から市教委に体罰の報告がなかったことや、当初、けがはないと報告され、その後、けがが明らかになったことに対し、学校側が体罰を隠ぺいしたとする教育委員会の報告書を公表しました。
この問題は先月29日、尼崎市立尼崎高校の男子バレーボール部でコーチの男性教員(28)が3年生の部員に対し、10回以上平手打ちして30分ほど意識を失わせ、鼓膜を損傷するなどの全治2週間のけがをさせたもので匿名の電話で体罰が発覚。
当初、教育委員��は学校からの報告に基づき「けがはなかった」と発表していましたがその後、訂正。 学校内で隠ぺいがあった可能性があるとみて調べていました。
報告書によりますとコーチの男性教員は、他の複数の部員にもこれまでにボールを顔に押しつけたり体を投げ飛ばしたりする体罰を加えていた可能性があるということで、市教委は厳正な対処を行うとしています。