1925年の北但大震災から94年となるのを前に、豊岡市で当時の記憶を伝える「メモリアル写真展」が開かれています。
豊岡市で開かれている「北但大震災メモリアル写真展」では、震災で倒壊、焼失して焼け野原となったまちの様子や、避難所で過ごす住民を撮影した写真パネルなど、およそ60点が紹介されています。
北但大震災は1925年5月23日午前11時10分ごろ、豊岡市の円山川河口付近でマグニチュード6・8の地震が発生。 豊岡と城崎のまちを中心に甚大な被害があり、大規模な火事が起こるなど420人が犠牲になりました。
展示は震災の被害と教訓を知ってもらい、防災意識を高めてもらおうと毎年開催。 家屋で下敷きになった住民を救助する際、消火活動を優先したことで多くの命が助かった「田結村の奇跡」を記録する震災記念碑のパネルも展示されています。
この展示は今月24日まで開かれていて、入場は無料となっています。