関西を代表する中華料理人で、料理研究家の程一彦さんがおよそ40年ぶりに手掛けるレトルトカレーが発売され、話題を集めています。
オープン1周年を迎えた新名神高速道路の宝塚北サービスエリア。ショッピングエリアの入り口には、程さんの人形がどどーんと圧倒的な存在感で鎮座しています。
(宝塚北SA 板橋さん)「いらっしゃいませ。ご案内いたします。(歩いて)こちらでございます」
こちらが、3月に発売されたばかりの「程一彦流具沢山カレー」
程さんが宝塚市大使ということもあり、宝塚北サービスエリアで販売されています。
板橋さん「やはり宝塚市大使の程一彦さんの商品ですので、見つけた方は買われて。(購買層は)幅広いんですが、やはり年配の女性の方が多いですね。」
程一彦さん「やっぱり日本に今までなかったようなカレーを作りたいんですね。そのことから始まったものですから…」
中華料理の達人として知られ、食と健康の関わりを日々研究している程一彦さん。宝塚市内で1日1組限定のレストランと料理教室を開いています。
そんな食に精通する程さんですが、レトルトカレー完成まではおよそ9カ月かかったといいます。
程さん「ひとつものを全部食べようという『一物全食』の考え方に従って、ニンジンもジャガイモも、皮のすぐ下が旨味成分あるんですよ。これを削りますと勿体無いんです。そこで僕のカレーはニンジンもジャガイモも皮付きなんです。そして中華の旨味と日本の美味しさを足したんです。コラボレーションです。日本の美味しさはなんやいうたら、昆布です。なんと、このカレーには昆布が入っています。」
中国料理専門家の程さんの知識がふんだんに詰まった程一彦流具沢山カレー。宝塚のお土産の定番になる日は、近いかもしれません。
板橋さん「他のカレーと違って野菜がゴロゴロ入っていて、皮付きなので、野菜の栄養も摂れて程さんらしいカレーだなってというのが印象的です。」
程さん「赤い方、これは子どもさんとか女の方がいいと思います。で、黒は辛口と言いまして、ズバリ男の人です。実は、半々で食べたらめちゃくちゃ美味しくなります。ハーフアンドハーフが。ぜひお試しください!」