神戸市の外郭団体「神戸新交通」が社員へ不透明な貸し付けを行っていたことが分かり、久元市長が市の監査委員に監査を求めました。
ポートライナーなどを運行する神戸市の外郭団体神戸新交通によりますと、2003年から先月まで社員1人に対し、生活支援として合わせて2188万円を連帯保証人や返済方法を内規などに定めず、十分な担保のないまま融資。
先月、市議会で指摘があったことで貸付制度は廃止され、この社員は利息およそ460万円を含め、全額返済したということです。
これを受け、神戸市は25日、貸付制度が設けられた経緯などを客観的に調査する必要があると判断。 久元喜造市長が神戸市監査委員に監査を要求しました。 市長による監査の要求は、初めてだということです。