兵庫県神戸市の神戸ファッション美術館で、ファッションデザイナーとして世界で活躍する鳥丸軍雪さんの作品を展示する特別展が開催されています。

布に折れ目などでひだのような形状を作るドレープをいくつも重ね、流れるような優雅さを演出したドレス。
「ドレープの魔術師」「絹の彫刻家」と呼ばれた鳥丸軍雪さんがデザインした作品です。 

神戸ファッション美術館では、世界で活躍するファッションデザイナー鳥丸軍雪さんがデザインした作品およそ80点を集めた展示会が開催されています。 

22歳でイギリスに渡り、ロンドンでファッションデザインを学んだ鳥丸さんは、独創的な発想で、前衛的な作品を次々と発表。 
その評判は英国王室にまで届き、1986年、ダイアナ元妃が来日した時のドレスも鳥丸さんがデザインしたものでした。 
他にも、イギリスのマーガレット・サッチャー元首相やスウェーデンのシルビア王妃など、ヨーロッパの皇室から絶大な支持を受けたほか、女優の黒柳徹子さんなども鳥丸さんがデザインした衣装を好んだと言います。 

鳥丸軍雪さんの作品を集めたこの展示会は神戸ファッション美術館で6月23日まで開催されます。