2019年04月17日(水曜日) 18:17 地域・まち

但馬に春を告げる出石初午  白ギツネの巫女がデビュー

但馬に春を告げるお祭り、出石初午でことし白ギツネの巫女がデビューしました。

商売繁盛、五穀豊穣を願うお祭り「出石初牛」。

約400年前の出石藩主が城内の有子山稲荷神社の参拝を街の人にも許可したことがきかっけで、今では3日間で5万人が訪れる但馬の春の風物詩となっています。

この出石初午の本祭りに今年初めての光景が。

「400年続く歴史があるお祭りです。雨ですが、胸をはってしっかり演技してください」(斎藤さん)

白ギツネの巫女に紛した地元ダンスチームの挑戦です。

「緊張しています」「学校終わってから何回も練習しました。」(白ギツネの巫女たち)

出石の「ストリートダンスチーム・ヒボッコ」4歳から中学生までの子供たちが街を練り歩きダンスを披露。ことしの祭りを盛り上げる大役を担います。

考案したのは、地元でダンスを指導しているインストラクターの斎藤ゆうこさんです。

「有子山稲荷の守護神が白ギツネなので企画しました。地域の文化に関わったイベントをすることで、子どもたちが将来都会に出ても、またふるさとを思う気持ちが生まれるのではないかと思います。」(斎藤さん)

出石初午本祭りの日は生憎の雨。にもかかわらず多くの人が応援に駆け付けてくれました。

白ギツネの巫女たちは有子山稲荷神社の名物37基の赤鳥居を潜り抜け、街へ繰り出します。

そしていよいよダンスを披露、出石初午に花を添えることができるのでしょうか。

(演技)

和と洋の融合、元気さとあでやかさの競演。お客さんの反応も上々のようです。

「赤い鳥居から降りてくるのがなんとも言えなくて…」(女性)

「地元の子が頑張っているのはうれしい」(男性)

「鍛錬された踊りでしたね。地域の活性化にもなるのでは」(男性)

 

雨というコンディションにも拘わらず、白ギツネの巫女たちは大役を果たしました。

「楽しかった」「手がかじかんでいましたが、頑張って動かしました」(白ギツネの巫女たち)

「心を打たれました。笑顔で踊っていて、拍手を送りたい良い踊りでした。初午の歴史に華を添えられるような企画として続けていけたらと思います。」(斎藤さん)

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