2019年04月14日(日曜日) 23:39 地域・まち

【特集】アナログ時代を刻む
神戸時計デザイン博物館

いつの時代も変わることなく時を刻み続ける時計。

しかしその形やデザインは時代と共に移り変わり私たちの暮らしを彩ってきました。

神戸市垂水区の住宅街に11日オープンした神戸時計デザイン博物館。

電機メーカーを経営していた藤野直計(なおかず)さんが長年かけて集めた国内の置時計や壁掛け時計、約550点を展示する私設博物館です。

「時計のデザインの楽しみを皆さんに知って頂きたいと思ってオープンしました」(館長 藤野さん)

展示室の真ん中に置かれているのは-

「これはローリングボールクロックといいまして、非常に精密な鉄球が1分間で1往復して時間を表すんです。」(館長 藤野さん)

今から200年に以上前にイギリスで考案された時計。絶妙な傾斜によって鉄のボールが1分間で1往復する仕掛けです。

他にもガラスを使った高級な装飾時計や、人形がかわいらしく動くからくり時計がなどが、所狭しと並び、見ているだけで時間を忘れてしまいそうになります。

なかでも藤野さんが愛してやまない時計、それがこちら-

「昭和のプラスチック時計を是非見ていただきたいなと」(館長 藤野さん)

昭和30年、40年代に国内のメーカーが競って生産したプラスチック時計。

アールデコ風のものからキャラクターを取り入れたものまで、文字盤が多種多様で高度経済成長時代に日本の工業デザインをリードしたアイテムだといいます。

「アナログだからこそできたデザイン。その部分を見て頂きたい。」(館長 藤野さん)

毎週木曜から土曜、週の3日間オープンする神戸時計デザイン博物館。

懐かしいアナログ時計の世界にタイムスリップしてみてはいかがですか?

 

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