入庁する原告
神戸製鋼所が建設を進めている石炭火力発電所について、周辺住民らが国を相手取り、設置を認める通知の取り消しを求めている裁判の初弁論が大阪地裁で開かれました。
訴えを起こしているのは、兵庫県神戸市灘区にある神戸製鋼所の石炭火力発電所周辺に住む住民ら12人です。 訴えによりますと、石炭火力発電所の増設について、大気汚染などへの配慮がないまま計画を認めたのは違法などとして国に対し、設置を認める通知の取り消しなどを求めています。
初弁論で原告側は、国は発電所の増設により市民に生じる被害を防止する義務があると訴えました。 次回の口頭弁論は4月15日に開かれます。