番組審議会

第466回 放送番組審議会

開催日  2018年4月10日(火)
出席委員 5人

議事1 委員長、副委員長選出

年度初めの開催につき、委員の互選により、末本誠・大国正美両氏を委員長・副委員長にそれぞれ選出。

議事2 番組視聴・合評 報道特別番組
「日曜夕刊3.11」
(2018年3月11日(日) 18:00~18:30放送分)

審議概要
未曾有の大災害となった東日本大震災から丸7年を迎え、番組では、宮城県と神戸市で営まれた追悼式典の様子を伝えた。また、津波で大きな被害を受けた宮城県名取市閖上地区とスタジオを中継で結び、復興の状況や仮設住宅の現状について被災者の方に話を聞いた。また、震災の教訓を伝え続ける語り部の活動についても取材し、今後の防災のためにも語り継ぐことの大切さについて考えた。

委員の主な意見(要旨)
  • 「風化との戦いというはっきりとしたテーマを打ち出した、非常に良くできた番組だ」
  • 「サンテレビならでは、阪神淡路大震災を経験した地域にしかできない番組」
  • 「特集の切り口が風化という問題、神戸ならではの視点だ。3月11日の前後にも、ニュースで震災の特集を組むなど、被災地のテレビ局ならではの取り組みで、素晴らしい」
  • 「神戸という街がもっている使命、責任をしっかり受け止めていると感じた」
  • 「被災地の局として素晴らしい番組。被災者にとって忘れられていないということだけでありがたいと思うので、勇気づけられる番組だ」
  • 「次の世代に、命を守るための行動をしてもらうことも伝えないといけない。番組では、最後に防災意識を高める訓練の様子も放送していて、何を伝えるべきか工夫している」
  • 「東日本大震災当時の映像がもう少しあれば、当時どうであったのか、改めて感じられたと思う」
  • 「被災者の日常生活の中にこそ生々しい現実の課題がある。中継でマイクを向けられると、通り一遍の言葉しか返ってこない」
  • 「震災遺構を残すかどうかの問題は、賛成、反対の両方の声を出すべきだ」
  • 「震災を忘れてしまわないよう、報道を続けてほしい」
  • 「被災地と中継を結んで、神戸との関わりを伝えていたが、現在の様子と被災地が今後どの方向へ向かおうとしているかなどが一番知りたかった」

議事3 報告

放送法に基づき、「放送番組の種別ごとの放送時間(2017年10月~2018年3月)」を、当審議会に報告した。

議事4 3月度視聴者リポート(問い合わせ、意見、要望について報告)

議事5 民放連「番組審議会全体会議」について報告