番組審議会

第402回 放送番組審議会

開催日  2011年6月14日(火)
出席委員 8人

議事 「テレビまんが 昭和物語」(毎日曜日 午後10時~10時29分放送)
第1話(4月3日放映)「昭和三十九年元旦」
第5話(5月1日放映)「小遣いとキャッチボール」

審議概要
東名阪ネット6(サンテレビ、KBS京都、三重テレビ、テレビ神奈川、千葉テレビ、テレビ埼玉)ほかの共同制作による、“世界初”のシニア・団塊向けオリジナルアニメ。
にっぽんが元気だった昭和39年。東京オリンピック開催、東海道新幹線開通、羽田空港国際線滑走路完成など、高度成長期に湧く東京を舞台に、大家族が描く心温まる人間ドラマ。
東京・大田区蒲田の町工場の次男坊を主人公に、昭和30年代のヒットソングとともに、懐かしい昭和の町並みや生活を、ハイクオリティのアニメーションで忠実に再現する。

委員の主な意見(要旨)
  • 「この世代(シニア、団塊)をターゲットにした狙いは素晴らしい」
  • 「カット割りやセリフがゆっくりしていて、ターゲットの視聴者を意識した編集になっている。曲もノスタルジーを感じる」
  • 「現代と当時の写真の比較が面白かったが、よく知らない町であり、神戸ならもっと懐かしく感じただろう」
  • 「単純に面白かった。次回は、大阪万博(昭和45年当時)の尼崎を舞台に制作して欲しい」
  • 「商店街や看板などで当時の感じは出ている。ただ“次回も必ず見よう”という番組ではない」
  • 「シニア世代以外がどう見るか疑問。ジェネレーションギャップがあるのではないか」
  • 「ただ懐古だけでなく、現代社会に至る時代の変遷を描けば、テーマも生きるのでは」
  • 「アニメでは実感が伝わってこない。実写に挑戦を」
  • 「ノスタルジーでは限界がある。時代や産業の“勢い”を描くべき」
  • 「“昭和”というキーワードから連想されるものを当てはめただけ、という感がある」
  • 「懐かしさを超えるものがない。昭和とは、そんなに良い時代だったか。シナリオがパターン化している」
  • 「今後シニア、団塊をターゲットにするどんなものが提供されるのか、興味がある」