オレたちの誇り藤川球児

〈11/10 阪神 0-4 巨人(甲子園)〉

勝:戸郷
敗:青柳

球児の引退試合。

引退発表から今日に至るまで、ビジター球場でもセレモニーをしてもらい、笑顔で写真を撮り、新しく始めたSNSでもその様子を更新してきた球児。
引退を満喫するというかね、こんなに楽しそうな引退って、過去あっただろうか。

9回表、「あの頃」と同じように矢野さんの待つマウンドへ。違うのは、矢野さんが監督だってことぐらい。二人とも、当時と同じ笑顔でボールを交わした。
打者3人、12球全てストレート。
1球だって逃さず球児の投げる姿とボールをみんなで見守った。
ジャイアンツのみなさんもありがとう。


ホーム甲子園での、想いのつまったスピーチ。何度か言葉をつまらせながらも、丁寧に聞かせてくれた。


リンドバーグのあの登場曲が流れる中、ファンは球児の姿を焼きつけようとしたし、球児もファンの姿をその目に焼き付けた。
私も、目の端に涙溜めながらではあったけど、球児との最後の楽しい時間を過ごした。


これはかつて私が撮ったとっておきの1枚。
2005年5月14日の甲子園。
ジェット風船をバックに7回表のマウンドに立つ球児がいる。この景色は宝物。

決して完全無欠なピッチャーではなかった。打たれて負けたことも一度や二度じゃない。
けれど、次はやり返してくれると、そう思ってまた、火の玉ストレートを待った。
それに、風船の舞う直前に、あの曲で球場が包まれると、それだけでも幸せだった。

この日のサンテレビボックス席のエンディングは、まさにそんな球児のプロ野球人生を振り返るもので、そして、笑顔にあふれていた。
90秒という短い時間だが目一杯詰め込んだ、サンテレビのベテランディレクターさんの渾身の球児へのはなむけのVTRだ。
90秒を短いと書いたが、いつものエンディングなら60秒だから特別編だ。

ほんの、ホントにほんの一握りの選手にしか、これだけのことはしてもらえないし、できない。
甲子園の大歓声の中心にいた選手だって、最後の挨拶の機会もないという現実もあるなかで、やっぱり球児は特別な人だから。

球児、最後に矢野さんに受けてもらったね。
矢野さんの引退試合、10年越しにやっと実った。

球児!
おつかれさまでした。
今まで本当にありがとう。

さて…
こうしてまたひとつの時代が終わるのだけど、実はシーズンはまだ終わってなかった。

1安打完封負けってなに!?!?
やっとヒット出たの、8回よ!?

寒い中、ノーヒットの恐怖に震えたんだ。
なんで球児が投げた9回に裏があるかな!?

引退試合だからって、何やっても許されると思うなよ!ゴォォオ

[今日のマルテ]

マルテっちゅうか、大山。
ホームランキング狙いに1番に入ったが、ポンポンポン打ち上げて…
狙って打てる選手にならなきゃならない課題創出。
来年、最初からいこか。

マルテが、写真撮影にも一緒にいることができてよかった。

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