救世主は才木!

〈6/30 ヤクルト 7-15 阪神 (神宮)〉

:才木
:ハフ

ごめんね青木。
頭部死球を受けた青木が心配。
診断は「頭部打撲」ということだけどすぐに安心はできない。

初回。
エラーにも乗じて一挙6点を奪ったタイガースだったが、裏に先発の岩貞が青木への頭部死球で危険球退場となってしまう。
このところ安定したピッチングにも援護なく、勝ち星から遠ざかっていたが、やっと今日報われる!と思った矢先のことだったので、ちょっと神様を恨んだ。

この緊急事態にマウンドに上がったのが才木だった。
中継ぎ待機をしていて、前日は畠山一人に投げたのみだったのが、幸いだった。幸いなんてもんじゃないか…不思議な巡り合わせを感じたほど。
準備する時間はそれほどなかったが、怖いもの知らずの若いピッチング。荒れているけど真っ直ぐがいいからバッターも振ってしまう。

2回の攻撃で1-9と8点のリードを持っていたが、ピンチとなった4回裏、二死満塁の場面が見応えあり過ぎた。
1番西浦。カウント1-2からの4球目。
フォークを投げ、これを振らせた。
空振り三振!
才木と梅野のバッテリーはこのピンチを乗り切った!
梅野のリードも度胸あった。あの三振をとった1球前は、ひっかかって随分手前でワンバンしたのだ。
そして、梅野のリードに応え、投げ切った才木には…参りました(笑)

才木は、6回を投げチームを救ってくれた。
そしてこれは才木にもいい登板となった。きっとまた先発で投げる日も近いだろう。
ヒーインでは「マウンドでの攻めの姿勢と、真っ直ぐを見てほしい」と言った。
才木に言いたい。それ!それこそがファンが見たいもの。一致してる。見てる!

打線は、先発野手全員安打で、計15安打。
前日の判定のせいで一番嫌な思いをしたであろう北條が、ガッツリ結果を出した。
初回、満塁のチャンスで訪れた打席では、走者一掃のタイムリー3ベース!
続く2回の打席でもタイムリーを打ち、4打点。
あともう、なんだ、みんなだ(笑)

この日昇格したマテオと高橋聡文は明暗が分かれた。
マテオは…まぁそんな予感がしないでもなかった。
点差があってよかった。一軍での調整だと割り切りたい。
聡文さんおかえりなさい!

そして、伊藤和の心配なマウンドが続く。
前日負け投手となったが、この日楽に投げられる場面ができたので、払拭してほしいという思いや、球児や能見さんなどは休ませたいという事情もあり、ベンチは伊藤和を9回裏のマウンドに送ったのだと思うが、応えられなかった。
熊谷の送球を、6回からファーストの守備に就いていたナバーロが捕れないというエラー(熊谷の悪送球)もあり、不運だったのだが、満塁にしてホームランはいけない。
なんとか3つのアウトをとって試合は終わったが、伊藤和に笑顔はなかった。
断ち切らなきゃいけない。
次はいつかな。余計なことを考えず投げてほしい!

This entry was posted in コラム. Bookmark the permalink.