タイガース自力2位確保!…と、オリックス-ソフトバンク戦。

〈9/30 巨人 1-5 阪神 (東京ドーム)〉

:岩貞
:畠

当たりよくても力で負けてたところが、昨年までの俊介。
選手全員に当てはまるとは決して思わないけど、筋トレで身体を大きくしたことは、俊介にはよかった。肉体的にも精神的にも強くなった。
精神的な部分が大きいかな。昨年は怪我での離脱もあって、「超変革」を掲げるチームのもと、自分より若い選手がどんどん起用される中で、悔しかっただろう。
ドラフトのときに、思ってた上位指名でなかったと悔し涙を流した俊介だものな、プライドが許さんのだ。俊介のいいところだ。
ヒーインで「中堅の意地というのもありますよね」と振られたときには
「負けてられません」
と語気を強くして言い顔もこわばっていたが、
シーズン2位確定、ファーストステージを甲子園で戦うことについては、表情が崩れ笑顔になった。
「甲子園でやれるというのはいいと思う」
「日本一のファンだと思ってますのでファンのみなさんの力で勝ちたいと思います」
俊介、いつの間にか、こんなおべんちゃらも言えるようになってた。頼もしいぞ(笑)

岩貞は、本調子にはまだまだ、という感じだったかな。
だけど、悪いなりにもなんとか5回を1失点。岩貞踏ん張ったが、何より、梅野がしっかりリードしていた。監督も梅野の名前を出していた。
岩貞だけでなく、球児、桑原、マテオ、ドリス、を完璧リード。

というかですね、桑原、マテオ、ドリスは打者3人で片付けたのって、リリーフ陣、確かに登板過多とは思うが、あんなピッチング見せられたらそりゃ使いたいわ。
それに、絶対2位確定、さっさと決めないとズルズルこのまま過多が続くのだ。
今日、使ったのは異議ない。…どころか、CSの戦い方に大きな希望と安心感をもらった。
残すところあと3試合か…あと10試合早く決められたんじゃね?とは思うけど、しゃあない、それがタイガースだ(笑)

初回の上本への頭部への死球の映像は怖かった。
抜けた変化球とはいえ、ヘルメットで防護されたところとはいえ、とにかく嫌だった。

幸いにも軽症だったと早めに情報が得られたので、安心した。よかった…
代わりにセカンドを埋めてくれた森越、守備固めに入ってくれるようないい選手だから、そこは安心して見られた。あとはバッティングな…(笑)

~~そして実は私この日、京セラドームのオリックス-ソフトバンク戦を観に行っていました。

とんでもない事態が目の前で起こり、球場が騒然としました。
6回表、オリックスのルーキー、小林投手に、ソフトバンク高谷選手の打球が顔面に直撃し、倒れた小林をグラウンドにやってきた救急車が搬送していったのだ。

バックネット裏から見たのは、その打球の速さと強さ、当たった瞬間の衝撃の大きさ、吹っ飛ぶように倒れた姿、ライトまで弾けていったボール。
痛みで足を大きくばたつかせていたのがやがて静かになってしまったのが怖くて怖くてどきどきして自分の心臓の音まで聞こえそうだった。

レフトスタンドのソフトバンクファンからすぐに大きな「頑張れ頑張れ小林!」
ライトスタンドは凍りついたように静まり返っていた。どんな形であれ、球場中が小林の無事を祈った。
救急車が到着する頃、まずはグラウンドキーパーさんが、続いてオリックスの選手たちが、小林を囲んで隠してくれた。
救急車が去っていったあと、マウンドに流れた血をグラウンド整備するのを茫然として見てた。

深夜、小林の脳に異常はなく、右まぶた上の打撲による裂傷と診断されたというニュースを見てどれだけホッとしたか。本当によかった。助かった…。
そして、小林のことはもちろんだが、高谷のケアもしっかりしてあげてほしい。

野球観戦は楽しい。けれどこういうこともある。真剣勝負だから。
覚悟して見てるつもりが、やっぱりまだまだと思い知った。

オリックスはこのあと、5点差を追い上げ逆転勝利。
すごい。こんなことが起こるのもまた野球。
野球の楽しさも怖さも改めて知った。
お誘いいただけなければ観ることはなかったゲームだ。感謝しています。

あああ!書いているうちに思い出して、また泣けてきてしまった!

勝利投手となった金田と

えげつないでかい10万ン本目を打ったマレーロがベースをちゃんと踏んでいた写真を貼って、取り戻そう。

なにを?(笑)

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