鶴岡見てくれたかな…藤浪好投!

9月29日。鶴岡の引退会見が開かれた。
晴れ晴れとした顔で、「タイガースのユニフォームを着て巨人と戦えたのが楽しかった」
と言ってくれて、なんというか、胸のつかえがおりたというか…
昨年、藤浪のパフォーマンスを引き出してくれた「正捕手」が、「超変革」の旗の下、煽りを受けたように見えてたから。

もちろん、次代の正捕手育成はタイガースにとって急務であり、実際にチャンスをもらった若いキャッチャーは一軍を経験してどんどんたくましくなっていった。
ただ、長いシーズンの中、「鶴岡だったらどうするかな」って思うことも度々あって、それでもなかなかチャンスはやってこなかったのは少し残念。一軍での出場はわずか10試合だった。

この引退会見の前日28日に、オリックスとの二軍の練習試合で先発出場した。
私、鳴尾浜へ見に行ってたのですが、これが彼の中では「引退試合」だったようだ。
甲子園での引退試合を打診されても固辞したという。
「生え抜き」でない鶴岡の遠慮が見える。

2014年10月12日、カープとのCSファーストステージ。
7回二死満塁で會澤から見逃し三振をとった能見。
名シーンだ。
マスクをかぶっていたのは鶴岡だった。
鶴岡は紛れもなく阪神タイガースの第一線で活躍してくれた選手だ。
21年間、おつかれさまでした。ありがとう。

〈9/30 阪神 2x-1 巨人 (甲子園)〉
勝:金田
敗:澤村

さぁ藤浪、鶴岡へ恩返しだ!
6イニング、笑顔も見えながらのマウンド。来年へといい感触で終わることができたのでは。

特筆すべきは、この日のベンチに並んだ顔ぶれ。
望月と植田が上がって…若い!
スタメンも鳥谷・福留・ゴメスの、開幕前金本監督が「レギュラー」と語った3人が外れている。
それにしても、大和が急におっさんに見えるし、元々おじいちゃん顔の俊介が際立つ…(笑)

試合は終盤までゼロが並ぶ。
8回に1点を失ったが…

9回裏。
高山ぁぁぁああああ!
球団新人最多安打となる136安打!
この日、ノーヒットで迎えた4打席目。
自身の記録のために打ってくれたらそれで私は満足だったのだけど、これがサヨナラの口火を切るヒットなのだからもうあれだ!(なんだ!)
そして次の原口のレフト前では、躊躇なく3塁まで飛ばした好走塁。
雨で投げづらくなってたこともそこは高山の「ホーム」。守備を走塁に活かすなんて、どこの福留か!
そして代打は、福留。高山があそこまでやったら意地になるよな(笑)同点のタイムリーさすが!

で、7回裏の雨による中断で、一時は連続試合記録が心配された鳥谷。ハラハラしたわぁ…
狙って打ってのヒットで、満塁!

さぁ俊介だ!
6月26日のズムスタで負傷してから長くファームで過ごしてきた。
俊介ってね、華やかなプレーはないかもしれないけど、バントを1球で決めたり、守備もファンを不安にさせることはないし、とてもいい選手。
だからサヨナラの犠牲フライも驚くことじゃない。
驚いたのは、三塁からタッチアップした原口のホームへのヘッスラだ。
ヘタい…。
必死はわかる。けど怪我すんでそれ…
( ̄▽ ̄;)

金田今季初白星は、9回の鳥谷のエラーにも無失点で乗り切った褒美だ。大事にとっておきなさい(笑)

お立ち台では、広陵高校後輩の俊介が、先輩福原のために明日勝ちたいって言った。
舞台が整った。

[今日のゴメちゃん]

7回裏途中雨で中断。
ベンチスタートでただでさえ退屈なゴメちゃんは、「走って飛び込む」ジェスチャーで、「雨のヘッスラ行ってこいよ」と。コーチに言ってる?w
試合途中やっちゅうねん(笑)
自分が行く気もないくせに(笑)

This entry was posted in コラム. Bookmark the permalink.