今月20日、神戸市内のとあるレストラン。
滝川第二高校サッカー部OB会主催の優勝祝賀会が行われた。
参加は総勢およそ70名。

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歴代のユニホーム(暗くてスイマセン!)

所狭しと並べられたユニフォームは歴代の滝二の勝負服。
初代ユニフォームはスクールカラーの青を基調に、左胸付近に漢字で「滝川第二」の文字。
中央にローマ字が並び、肩に紺と赤のポイントの入った現在のユニフォームとは全く違うデザイン。まさに歴史を感じさせるもの。

会は、過去の映像が流れたり、1期生から昨年度卒業の24期生までそれぞれの代表がスピーチをしたりと、終始和やかなムードに包まれた。
優勝旗や優勝トロフィーも臨時出張。
主賓の黒田前監督は「滝二での監督生活は第二の青春だった」と話し、
同じく主賓の栫監督も「OBが託した思いが"夢"の実現に繋がった」と粋なコメントで花を添える。

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スピーチする黒田前監督
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栫監督

昭和59年創部の滝二サッカー部―。
1期生はわずか17名。
練習が草むしりと水まきで終わった日もあったという手作りのチーム。
「3年目で全国に旋風を起こす」が黒田監督(当時)の合言葉だった。
その言葉通り、創部3年目でインターハイ・選手権ともに初出場。
翌年、昭和62年の全国インターハイ、2度目の出場で早くもベスト4入りを果たす。
ちなみに、その昭和62年のインターハイ、優勝は市立船橋(千葉)で初出場での快挙。
前年度の優勝は、2度目の出場・国見(長崎)。
つまり、高校サッカーのいわゆる名門校と"全国デビュー"はほぼ同じだったのだ。
ただ、上記の二校が早々と全国優勝のタイトルを獲得したのに対し、滝二の栄光への道のりは想像以上に長かった。
実に創部27年目で手にした初の栄冠。がゆえに、感慨もひとしおなのだ。

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みんな笑顔!

1月10日決勝。
優勝の瞬間、応援スタンドに駆け付けたOBは、泣かずにいられなかった。
そして、この日、最後に挨拶をした坂野OB会長は、また、泣いた。
「先輩もいない滝二に初めて来た日の事を思い出して・・・」
会場からは自然と拍手が起きた。
やはり、今回の優勝は、気付けば600名を超えたOBすべての思いの結集であったのである。

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