こはまの履歴書17、忘れられないヒーローインタビュー

アナウンサー生活20周年を20個位のコラムで振り返る「こはまの履歴書」

プロ野球担当のアナウンサーの重要な仕事に、

ヒーローインタビューがあります。

インタビューで、

その日の“主役”である選手の喜びの表情やコメントをいかにして引き出すか、

いや、アシストするか…。

(甲子園など大観衆の前でのインタビューは足が震えるほど緊張するものです)

アナウンサーは“話す”“伝える”という、

いわゆる前に出る仕事というイメージが強いかもしれませんが、

実は、インタビューでも取材でも、

相手の話をしっかり聞き、

相手をたてるというのがとても大切な仕事です。

忘れられないヒーローインタビューがあります。

2006年5月27日。

当時オリックスの清原和博選手。

実はヒーローインタビュー担当の数日前に、

たまたま清原選手のヒーローインタビューをテレビで見ていて、

自分が担当する時にはどうするか、とイメージを膨らませていました。

いざ、試合の日。

交流戦で横浜(当時)が終盤までリードしていて、

ヒーローインタビューの選手も横浜の選手に決まっていました。

しかし、オリックスがチャンスを作り、

清原選手、登場!

なんとクルーン投手から、

逆転サヨナラ満塁ホームラン!!

ライトへの清原選手らしい美しい放物線でした。

私は急いで横浜ベンチからオリックスベンチに走り、

質問内容を何も用意できないまま、肩で息をしながら、

ドキドキのヒーローインタビュー。

我々の世代にとっては、

清原選手は憧れの“特別な存在”

コメントも、笑いを取りつつ、さすがの千両役者でした。

選手の喜びの瞬間に立ち会い、

皆さんと共有できる、

アナウンサーの醍醐味です。

アナウンサー生活20周年を20個位のコラムで振り返る「こはまの履歴書」
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