教えて!新型コロナウイルス コロナの疑問と対策

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。どんなウイルスで、感染を防ぐためにどうしたらいいのでしょうか?兵庫県医師会副会長で、兵庫県の感染症対策を担当する 足立光平医師に話を聞きました。

①新型コロナウイルスとは?
感染性が非常に強いウイルス。症状としては、風邪と同じ変化をして従来のウイルスと違ってわかりにくい。重症度という意味からすると約8割は無症状で終わる。一部の高齢者や持病があるハイリスクの人、合併症(呼吸困難など)のある人は重症化する傾向がある。
そういう人たちをどうやって守るかが大切。無症状の人からどんどんうつるかというとそういうわけではない。

②ではどうしたら感染する危険性が?
飛まつ感染:せきをした人の飛まつを直接受けてしまうこと
接触感染 :つり革や手すりなどについたウイルスを触ってしまうこと
→主に(目・鼻・口の)粘膜からうつるので、顔を触らないこと
空気感染 :密閉された空間だと、飛まつの核(エアロゾル)になって少し離れていても、うつってしまうこともある

③自宅・通勤中・会社で気をつけることは
ドアノブや出入りする時にウイルスが付く場合が1番多い。電車ではつり革、手すりで付く場合があるので、必ず外出後は手を洗って消毒をして出入りをするのが基本。

④手洗いはアルコールでないといけない?
絶対にアルコールではないといけないというわけではない。より効果があるのは、70%以上のアルコール濃度の高いもの。市販の石鹸でも手洗いを十分にすれば大丈夫。しっかり手洗いを!水洗いだけでもしっかり手洗いを。ただせっかく手洗いしても、外からついてきたものを再び触ったり、マスクをまた触ったりしないように注意が必要。付いてきた可能性のあるものをまず外しておいてからしっかりと手洗いをして、家の中や会社に入ったりすること。

爪は常に切っておいて、手洗いは、指先、爪先に至るまで、手首、指の間まで十分に。手の甲も。手首。最後は綺麗に流す。

⑤マスクの効果は?
直接せきをされて、直接的な飛まつを防ぐということでは意味があるので、なるべくしたほうがいい。ただ、鼻を出している人がいるが、せっかくマスクをつけても全く意味がない。しっかりと広げて、鼻とあごまでしっかりと覆うということが大事。つけたら表面を絶対に触らない。ウイルスはマスクの表面に付いているので、表面を触ってはいけない。それをごそごそっと触った手で目に触れてしまうと目の粘膜からウイルスが入ってしまう。中国でも目から感染した人がたくさんいるので、そこが1番大事。ウイルスは、主に粘膜から入るので、鼻や目、口の粘膜から入らないようにすることが基本。

外から帰ったときは表面を触らずに耳からはずして、そのまま捨てる。よく食卓で下を向けて置いておくが、食卓に菌がつくのでダメ。マスクを外して捨ててから手洗いをする順番が大切。

⑥手作りマスクは意味がある?
せきをされて直接の飛まつ感染を防ぐ、あるいは自分で顔を触ってしまうことを防ぐ意味以外では絶対に市販のマスクをしないといけないわけではない。手作りマスクの再利用が絶対だめというわけではない。ただ、洗い方に注意。洗濯機はだめ。マスクの目があらくなってしまうと、布の間がスカスカになってしまい、マスクの意味がなくなる。布製のマスクであることと、布の目の細かいものであることが大事なので。
普通の洗剤で、消毒液までつけなくてもいい。普通のせっけんでもいいので、浸し洗いにして、もみ洗い程度にする。ゴシゴシ洗うとマスクがあらくなってしまうので、そうならない程度にきれいに再利用することが大事。十分に乾かすこと。


医療用のN95マスクは、ウイルスをダイレクトに防ぐことには意味があるが、これをつけていたら一般の人は苦しくて生活できないのでおすすめできない。

⑦スマホとトイレが危険?
スマホを町中で受け皿のように広げることで、細菌やウイルスが付いてくる。プラスチックの表面では何時間か生きていると証明されている。スマホをそのまま家に持ち帰って、同じように使うとウイルスが付いてしまうので、表面を絶えずふいて使うこと。せっかくマスクしていても、スマホによってウイルスを持ち帰ったら意味がない。
また、トイレが1番雑菌、ドアノブを含めて感染しやすい。便座クリーナーがついているところはいいが、ついてないところは、ティッシュで十分にふくというのが大事。トイレでは手洗いをしっかりとすること。

⑧普段の生活で心がけることは
自分の体力と免疫力をつけること。どんなに注意していても、睡眠不足であったり、へとへとになったり、他の病気になったりすることが危険。基礎体力と免疫力が1番大事。しっかりと栄養をとって睡眠をとること。

⑨兵庫大阪間の自粛要請について
よほど爆発している地域、中国の武漢やイタリアを閉鎖するという意味合いでは意味があると思うが、今のような状態で県どうしで止めますといったってそれは不可能。これだけ交通が発達している中で、県境を封鎖するなら、誰がするの?という話にもなるし、そこまでの状況ではない。一部のデータを使ってものを言っているので、それは偏った考え方であってなおかつ有効な手段でもないと思う。本当に危機的な状況というか、その街が集団発生で大変なことになっているのであれば、特措法で、そこの地域を囲んでしまうことはありうるが、まだまだそういった状態ではないので、特定の県と県が隣どうしで出入り禁止をする段階ではない。
一般論として不要不急の旅行や出入りは注意しましょうということで、通勤や通学を全部、県境ごとにやめないといけない風な状況ではない。爆発的な危険性はどこだってある。そういうのを各府県でいかにしっかりと抑えていくか?とりわけ兵庫県の場合は、クラスターという一部の集団発生が見られていることは事実なので、それ以上の感染経路が追えないような感染が拡大しないように必死になって各施設、各病院がやっている段階。そこを乗り越えられれば爆発的な発生はないんではないかと思うのでその辺をいかに防いでいくかが大事。

⑩足立医師が訴えたいこと
全く、感染者を見たことのない医療機関で「感染者が出たらしい」とデマが流れている。ましてや名前が出た医療機関は風評被害で大変なことになっている。職員はまちも歩けない、子どもも保育所にも預けてもらえない。出入りの業者も来ない。医療関係者が必死に頑張っているのに二次・三次被害が出ているのでなんとかしてほしい。

これらのお話は、夕方4時からの「4時!キャッチ」でも放送する予定です。
不正確な情報を人に伝えたり、拡散したりしないことを心がけなければ、親切心が時には大きな迷惑に変わってしまうということ。まさにトイレットペーパー不足が1つの事例だと思います。医療従事者やその家族が、引っ越しのキャンセルやタクシーの乗車拒否など、誹謗中傷や風評被害を受けているそうです。私たちは、今、必死で頑張っている医療従事者や支える家族の邪魔をするのではなく、医療を応援して支える側にならなければいけません。それも1つの対策ではないかと思います。

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青森県特番放送のお知らせ

神戸から青森までFDA(フジドリームエアラインズ)で1時間40分!
3月29日に神戸・青森便の飛行機が就航することを記念して
サンテレビは、3月7日(土)正午から青森県の特別番組を放送します。

青森の放送局で8年働いていたご縁から青森県の特別番組を担当することになりました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、旅行を控えている方がほとんどだと思いますが、今はテレビで青森の魅力を知っていただけたらと思います。


また後日、このブログを通して番組で紹介したお店など青森の観光情報もお伝えしていきます。

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阪神淡路大震災25年 特別番組のお知らせ

昨年中は大変お世話になりました。皆さま、ことしも4時!キャッチ、そしてサンテレビをどうぞよろしくお願いします。

阪神淡路大震災25年の特別番組の取材に専念するように業務指示があり、11月下旬からしばらく4時!キャッチをお休みしております。

阪神淡路大震災から四半世紀が経つのですね…。
当時、私は10歳で祖母が布団で覆いかぶさってくれたのを覚えています。淡路島の洲本市出身の私は、当日、救急車が鳴り響いていたのを覚えています。実家の近くには淡路島の中核病院である(当時)県立淡路病院がありましたが、島内の重症患者が次々と運ばれ、症状によって治療の優先順位を決めるトリアージが行われていたことをサンテレビで取材して知ることになりました。阪神淡路大震災については、私自身、入社して取材して知ったことの方が実は多いのです。

サンテレビでは、1月17日(金)午後5時から5時間にわたり、特別番組を放送します。タイトルは、「バトン1.17~あなたへ~」。どの企業も団体も放送局も、震災を経験した人が少なくなり、被災経験や教訓を次の世代に引き継げるかどうかが課題となっています。今回特別番組の取材を担当した記者やディレクターは、20代~40代です。記憶がない世代、生まれていない世代も携わっていて、サンテレビ内でも同様に「バトン」という意味が込められています。


ゲストにはフリーキャスターの小宮悦子さん。震災から1カ月後、サンテレビのスタジオでニュースステーションが放送されたご縁があります。小宮さんは、震災から1カ月後、1年後、2年後と神戸を取材し、サンテレビから中継を担当されました。
当日は、神戸市の久元喜造市長(第1部)や京都大学防災研究所の矢守克也教授(第3部)をお招きし、お話をうかがいます。

午前5時半~6時15分
(生中継)阪神淡路大震災1.17のつどい~あの日からそして未来へ~
※東遊園地で行われる1.17のつどい。会場に訪れることが難しい方に向けて
1.17のつどいを東遊園地から生中継でお伝えします。

バトン1.17~あなたへ~
第1部 午後5時~7時 第3部 午後7時55分~8時59分(生放送)

http://sun-tv.co.jp/shinsai117/shinsai25

第2部 午後7時~7時55分(ドキュメンタリー)
震災の記憶~家族4人を亡くした同級生は~

http://sun-tv.co.jp/shinsai117/shinsai25/shinsai_kioku

第4部 午後9時~9時55分(ドキュメンタリー)
いたみ分けあい歩む道~震災障害者のいま~

http://sun-tv.co.jp/shinsai117/shinsai25/itami-wakeai

当時、子どもだった世代、そして、生まれていない世代の私たちがどこまで伝えられるかどうかは未知数なところもありますが、できる限りのことを取材して伝えられたらという思いで取り組んでいます。10代の人たちにとっては、生まれる前の歴史かもしれません。もしよろしければ、17日、3チャンネルに合わせてご家族一緒にご覧いただけたらと思います。

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元気あおもり応援隊 青森の魅力を関西に発信!

この度、「元気あおもり応援隊」に就任しました。首都圏、名古屋圏、大阪圏、福岡圏に住む青森県と関わりのある人で、青森県の魅力のPRや県勢発展のための意見・提言、情報提供を行うお手伝いをする役割です。私は兵庫県洲本市出身ですが、2007年4月~2015年3月までの8年間、青森の放送局でアナウンサーとして働いた元青森県民です。このご縁を大切に、兵庫と青森を結ぶ懸け橋になれたらなと思います。

 さて、少し遅れて夏休みをいただき、9月下旬、家族旅行で青森に行ってきました。1週間ほど滞在したのですが、このうち2泊宿泊したのが青森県八戸市の洋望荘(ようぼうそう)です。宿泊施設を兼ねたレストラン(前日までの完全予約制)で、無添加、自然食にこだわっています。オーナーシェフの佐藤一弘さんは、漫画「美味しんぼ」や全国ネットのテレビ局でも何度も紹介されているほか、包丁を使った切り絵や野菜細工を世界各地のイベントで披露しています。また、息子の元重さんは子どものころから寿司を握って父のお手伝いをしていたことから「八戸の寿司王子」とも呼ばれ、メディアにも取り上げられました。


(提供:佐藤一弘さん)

 私が洋望荘の佐藤一弘シェフと知り合ったのは、2011年3月の東日本大震災がきっかけでした。被災3県(岩手・宮城・福島)という言葉がありますが、北海道も茨城や千葉にも大きな津波が襲い、青森県内でも死者3人、行方不明者1人、住家の全半壊1009棟、被害総額約1341億円と甚大な被害がありました。私はこの日、スタジオのアナウンサーとして避難の呼びかけを担当しましたが、青森県全域が長時間停電していたため、ほとんどの人がテレビを見られない状況だったことに、無力さを感じたのを覚えています。また、どうしても被害が他のエリアと比較され、青森の被災地がなかなか全国ニュースにならなかったことから、なんとか情報をローカルで頑張って、さらに全国へ発信していかなければと奮闘していました。私がドキュメンタリー番組の制作に積極的に携わるようになったのもこの東日本大震災がきっかけです。

(提供:佐藤一弘さん)
 
 洋望荘は、三陸復興公園・種差海岸が一望できるオーガニックレストランです。東日本大震災では、青森県八戸市にも津波が襲い、海のそばの洋望荘も被災しました。家族は高台に逃げて無事でしたが、冷蔵庫やワインセラー、ガスオーブンや調理器具など大切なものが壊れたり流されたりしました。一弘さんは、「もうお店は再開できない」と諦めることを考えたそうです。しかし、友人やボランティアの人など多くの人が支えてくれ、涙を流しながら「頑張ってください」と勇気づけられたこと、そして、何よりも息子の元重さんが「店をやりたい」と言ったことで、再開に向けて前進。多くの人の支えによって、震災から半年後には再開にこぎつけました。

 洋望荘のこだわりは、添加物を一切使用しない自然食。天然の魚介類を仕入れ、野菜も農薬を使わない自家製、旬のキノコも親子で山へ採りに行きます。味噌も手間暇かけてつくった自家製です。海の幸、山の幸に恵まれた場所だからこそ、その時期に合わせた旬の料理を仕入れて提供してくれます。



 
 お店の目の前は、太平洋という豊かな漁場が。朝早く起きれば、きれいな日の出を見ることができます。佐藤さん親子が釣りに出て、活き造りを出してくれることも。「イナダを釣ってきます」と宣言して、本当に朝ごはんに出てきたので驚きました。


 皆さんは焼き干しラーメンを食べたことはありますか?焼き干しとは、魚の頭や内臓を取り除いて、炭火で焼いて天日乾燥させてできるもの。煮干しと比べても濃厚な出汁が出ます。青森の焼き干しラーメンは、イワシが使われていて、青森のラーメンの代表格です。洋望荘では、自家製の手打ちラーメンやパンも楽しめます。

 厨房に立つのは息子の佐藤元重さん。私が取材していたころは中学生でしたが、成長して大人になっていました。調理師免許を取得し、父一弘さんのもとで日々修業しています。様々な料理教室も開かれているそうで、私の家族もいくつかレシピを教えていただきました。洋望荘は、前日までの予約制です。冬季休業のため、ことしの営業はあとわずかですが、青森に観光に行かれる際、ぜひ宿泊して料理を堪能してはいかがでしょうか?ちなみにお風呂は青森ヒバで、佐藤さんのてづくりです。

洋望荘
・青森県八戸市大字鮫町字遥望石13(JR八戸線種差海岸駅から徒歩10分)
・0178-38-2431(11月~4月は冬季休業)
・完全予約制

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台風19号 広域災害で危惧すること

台風19号で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

この10月20日で、洲本市の私の実家が被災した台風23号から15年が経ちます。2004年10月20日、高知県に上陸した台風は全国で猛威を振るい、死者・行方不明者98人。淡路島で10人が亡くなりました。豊岡でも円山川が決壊し、一帯が泥水に覆われました。兵庫の方ならこの災害を覚えている方も多いと思いますが、当時、平成最悪の台風被害と言われた15年前の台風23号をどれくらいの方が知っているのでしょうか?

その後、2011年には紀伊半島を中心に死者・行方不明者98人となった豪雨水害があり、そして、去年の西日本豪雨(死者・行方不明者232人)と次々と災害が発生しました。2004年当時、私は20歳の大学生で、大阪から淡路島に戻り、しばらく家の片づけをする日々が続きました。泥が入った家具や水を含んだ家財道具をゴミとして外に出す作業はかなりしんどく、1週間で体調を崩し寝込んでしまいました。20歳の若い時ですら、その状態ですから、高齢者ならなおさらです。


台風19号では、あまりにも被害があった場所が広域すぎて、ボランティアの皆さんにとって、どこに支援に行けばいいのかという難しい判断を迫られているのではないかと思います。
災害取材を通して感じたことは、災害対応に強い首長や職員がその町にいるかどうかによって、被災者への対応は大きく変わってくるということです。自治体によって、被災者支援・情報伝達のスピードや充実度が全然違うということ。また、報道されるかどうかによって物資や義援金の数に差が出てしまい、被災者の中で格差が生まれてしまう問題も…。なぜこの地域にはボランティアが来ないのだろうか?こういった広域災害の場合、特に顕著に表れてしまうのではないかと危惧しています。
防災省の創設について再び議論があがっていますが、台風19号の広域災害では、防災に特化した司令塔が必要だと考えます。災害列島日本では、司令塔が被災情報をまとめて支援を細分化していくことが重要ではないでしょうか?
さて、サンテレビジョンと神戸新聞厚生事業団、神戸新聞社、ラジオ関西は、台風19号による被災者救援のため募金を受け付けています。
募金は郵便振替か現金書留、直接持参のいずれかで。物資の取り扱いは致しません。
皆様のご協力をお願いします。

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避難指示・勧告 どこに逃げる?

九州で大雨が続いています。少しでも早めに避難ができて、皆さんが無事であることを願うばかりです。

兵庫県で言うと、ことしは丹波豪雨5年、兵庫県西・北部豪雨10年、台風23号15年(死者・行方不明者98人)です。15年前の台風23号では、淡路島の私の実家やサンテレビの駐在カメラマンの実家も浸水し、大変な被害にあいました。地震に限らず、大規模の水害が常に発生していてこの日本にいる限り、災害と隣り合わせだなと感じています。

兵庫県で死者・行方不明者が22人(佐用町では20人)に上った兵庫県西・北部豪雨から8月9日で10年を迎えました。この日、佐用町で兵庫県立大学大学院の室﨑益輝減災復興政策研究科長の講演がありました。

室崎さんによると、佐用町では
自宅から避難できずに亡くなった方が1人
車で移動中に被災し亡くなった方が11人
徒歩で避難途中に犠牲になった方が8人(小学生の男児1人が行方不明)

自宅の高いところにとどまっていたら助かった可能性が指摘され、避難が困難な状況では自宅の2階など可能な限り高いところに逃げる垂直避難も選択肢の1つとして挙げられるようになりました。

しかし、室﨑さんは
「垂直避難は必ずしも安全ではない」と指摘します。

例えば、岡山県倉敷市真備町では、堤防が決壊し、2階まで浸水したり家ごと流されたりし垂直避難が通用しませんでした。

室﨑さん
「2階に避難していい人には垂直避難を勧めるんですけど
①水位が5mも来るようなところは2階に避難はだめですよ
②がけのそばに住んでいる人、これは2階に避難はだめですよ
③河川のすぐ横に住んでいる人も流木が突き刺さるからだめですよ


また、避難の判断のポイントは?
①身近な②安全な場所に③早めに避難する
ハザードマップを見て自宅が安全な場所で、マンションの5階など
確実に自宅が安全だと断言できる場合は自宅にとどまることも避難の1つです。

原則は、①身近な②安全な場所に③早めに避難する。
指定避難場所が基本ですが、
自宅から遠い場合は、
家の近くですぐに逃げられる安全な場所を家族や地域のコミュニティーごとで決めておくことが大切です。

もし垂直避難が危険な場所だけど、もう外に逃げるのも難しい場合は、少しでも高い安全な場所へ。そして、がけや川の反対側の部屋に移動して、命を守る最善の方法をとってくださいとしか言えません。原則は、早めの避難です。

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兵庫の夏休みお出かけスポットを紹介!

皆さんは、夏休みどこに行こうか迷っていませんか?
お盆休み間近。まだ計画を立てていないという方に向けて

8月5日(月)~9日(金)までの1週間
兵庫の夏休みお出かけスポットをご紹介します。
但馬・丹波・摂津・播磨・淡路と兵庫旧5国からそれぞれ特集でご紹介!

8月5日(月)

丹波特集
7月20日にオープンした
丹波篠山キャンプ場 やまもりサーキットを紹介!
中継
7月7日にオープンした淡路島リゾートから「幸せのパンケーキ」を紹介

8月6日(火)

摂津特集
神戸市北区でことしリニューアルオープンした
アスレチックアドベンチャー施設「ソラカケル」を紹介
地上7mの大冒険とは?
中継
日本海から 夏の風物詩「香住の活イカ」を紹介

8月7日(水)

淡路特集
南淡路島の沼島へ 漁船に乗って島の周囲10キロを巡る沼島おのころクルーズを紹介

8月8日(木)

但馬特集
夏でも涼しい朝来市の生野銀山を探検!
弘松キャスターが坑道を巡り、地下アイドル「GINZAN BOYZ」に会いに行く
中継
子どもたちに大人気!バンドー青少年科学館と神戸どうぶつ王国から

8月9日(金)

播磨特集
心がほっこりする姫路文学館での特別展「ばばばあちゃんとあそぼう!
絵本作家「さとうわきこの世界」を紹介
中継
たつの市で水上アクティビティ―! 
海上を飛ぶ感覚を体験


台風の進路によっては内容を変更する可能性がありますのでご了承ください。去年に続き暑い夏です。お出かけの際には水分補給をこまめにして、熱中症にお気をつけください。

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中村アナ 4時!キャッチ卒業

中村麻里子アナウンサーが6月末をもって退職しました。2017年6月半ばから1年契約で2回の更新が可能でしたが、この度、4時!キャッチも卒業ということになりました。

私は、「モノ知りSUNデー」という番組で一緒に仕事をするようになり、アナウンサーとしての駆け出しのころに、ロケに行ったり、ナレーションに立ち会ったりしていました。そのころと比べると、わずか2年でとても大きく成長したなと思います。「4時!キャッチ」でも番組の立ち上げからメンバーに加わってもらい、中継やリポート、ニュースなど、八面六臂の活躍。他局では考えられないスピードで、次々と仕事を任され、期待にこたえてくれました。神戸を離れるということでとても残念ですが、私たちも新たな門出を応援したいと思います。

6月27日(木)が「4時!キャッチ」最後の出演日でした。本来であれば、視聴者の皆さんにご挨拶をさせていただく予定でしたが、その日、熱帯低気圧が近畿に接近したことで急遽番組内容を変更することに。台風に変わるということで気象情報中心にお伝えし、私も中継のため淡路島に向かうことになりました。注意喚起を優先するという背景があったため、挨拶の時間を設けられず申し訳ございません。サンテレビの中村さんのブログにメッセージが掲載されているほか4時!キャッチの公式twitterにも当日の写真や動画がアップされています。

台風で延期になった送別会が先日、行われました。サンテレビでの仕事はとても刺激的だったと話していましたが、サンテレビで楽しく働いてくれたことを知りうれしかったです。但馬、播磨、丹波、摂津、淡路と兵庫五国の様々なところを訪れたからこそ、これからは「兵庫の魅力」を存分に発信してくれたら幸いです。応援しています。

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簡単防災!3分だけ

6人が亡くなった大阪北部地震から1年。あの日、飛び起きて急いでスーツを着て会社に飛び出し、地震の特別放送のためスタジオに入りました。災害情報以外にも、様々な専門家の意見を伝えました。

「大阪の上町断層が動いたのではないか」
「有馬・高槻断層帯と生駒断層帯の交わるところで発生したのではないか」

周辺には、既知の断層がありますが、政府の地震調査委員会は、「これらの断層が関連した証拠は見つからなかった」との見解を示しています。

提供:神戸大学海洋底探査センター 巽好幸センター長

既知の断層の延長なのか、それとも、未知の断層なのかまだはっきりと分かっていません。
近畿地方は断層の巣と呼ばれる場所で、どこで地震が起きてもおかしくないのです。
6月25日(火)の4時!キャッチにて特集で放送予定ですが、神戸大学が大阪湾の未知の断層を調べようとしているプロジェクトについて特集でお伝えします。

大阪北部地震1年となったきのう、新潟や山形などで最大震度6強の地震がありました。ちょうど1年を迎えた日だっただけに、関西の皆さんはぞっとしたと思います。けがをされた方の快復を願うとともに、被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

少し前から準備していたのですが、
こんなコーナーを6月25日火曜から放送する予定です。

映像は約3分!

災害をゼロにはできませんが、
減災やいざという時に役立つようにという願いを込めて…。

簡単にできて、簡単に見られるように
インスタントラーメンにかけて「インスタント防災キャッチ」というコーナーをつくりました。ちょっとした合間にご覧いただけたらと思います。

停電対策、防災アプリ、赤ちゃんの防災、普段づかいできる防災食レシピ、女性の防災対策、ペットの防災など、月に1回、4時!キャッチで放送。そして、サンテレビのYouTubeで動画を配信していきます。

私たちができることは限られています。自宅の耐震診断、家具の固定、非常時の備え、避難路の確認など。まずはできることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか?

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キャッチのお休みと50周年特番のお知らせ

いよいよ令和の時代を迎えようとしております。5月1日は新天皇が即位される日でもあり、サンテレビ開局50周年を迎える日でもあります。

皆様にご報告です。大型連休の間、4時!キャッチはお休みをいただきます。
社会情報部は、現在4時!キャッチ(月~金)を担当していますが、開局50周年の特別番組(ワッショイ!ひょうごLOVERS)も制作しています。制作スタッフがこの番組に全力投球していまして、大変申し訳ございませんが、大型連休の間、4時!キャッチはお休みさせていただきます。

5月1日(水・祝)
午後7時54分~8時53分 「天皇陛下と兵庫県」
令和元年。新天皇陛下即位の歴史的な記念日となる5月1日。
皇太子さまの時代の兵庫県ご訪問の貴重な映像や
阪神淡路大震災の被災地との関わりを振り返ります。

5月6日(月・祝)
午前10時55分~11時 オープニング
午前11時~午後0時半 「サンテレビゴルフ番組NO.1決定戦」
サンテレビのゴルフ番組4番組の出演者が名誉と賞金を懸けてガチンコ対決!

午後0時半~午後5時 「ワッショイ!ひょうごLOVERS」
これから未来に残したい兵庫のすばらしさをテーマに、人や景色、グルメ、技術など兵庫が誇る魅力を県内各地からの中継を交えて紹介します。

午後5時~5時54分 おっ!サン的 50年後のスポーツ未来予想図
2069年、82歳になった橋本アナが見つめるスポーツとは⁉選手の寿命や競技力の向上、心技体の変化や育成システムの充実など、スポーツの今と未来を様々角度から掘り下げます!

午後6時~ サンテレビボックス席50周年記念中継
東京ヤクルトスワローズVS阪神タイガースの試合を神宮から生中継
※雨が降ったらごめんなさい

おかげさまで50周年を迎えます。本当にありがとうございます。ぜひご覧ください!

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